2025年3月Mac用複数デバイスで使うセキュリティソフト3選

昨年発生したクレジットカードの不正利用ですが、最近また別のカードが不正利用されてしまいました。

最初は財布のスキャニングによる被害と考えていましたが、よくよく考えるとクレジットカードのセキュリティコードまで流出していなければ、ネットで不正に決済できないのでは、という考えに至り、今一度Macのセキュリティを見直すことにしました。

セキュリティソフトには、あまり知識がなかったのですが、Mac向けと謳っているソフトウェアだけでもかなりの数があるようです。

一括比較しているサイトを色々と回遊し、実際に試すアプリケーションは以下の選定条件より、3つほどに絞り込み、実際にテスト利用してみました。

macOS向けソフトウェアの選定条件

・Mac, iPhone, iPad, Android 5台以上の複数端末で廉価に利用したい。
・1台1アカウントのように、Mac初期化の都度、ライセンスを操作することはできるだけ避けたい。

Macintosh環境で複数台利用できるセキュリティソフトとなると、意外と選択肢は多くないのですが、現時点で調べた範囲だと、以下のものがあるようです。

BrandNamemacOS VersionPriceTrialFree PlanWebMailVPN
AvastPremium SecurityHigh Sierra以降¥6740 / 3 Years – 10 devices60 daysYESウェブシールドメールガーディアンVPN
McAFeeLive SafeBig Sur以降¥10500 / 3 Years – Unlimited devices30 daysNOウェブアドバイザーなしセキュアVPN
MacPawCleanMyMac App Store版Big Sur以降 (Catalina以前はCleanMyMac X)¥11900  / 1 time Purchase via App Store7 daysYESなしなしなし

Avast Premium Security

見た目は近未来的なデザインで、紹介サイトでもよく出てくるソフト。

「ネットワークインスペクター」機能で、LANネットワーク内でセキュリティの脆弱な機器をリストアップしてくれるのが好印象。
ウイルス定義も頻繁にチェックして、アップデートがあるようで、時々右側のようなアラートが出てきます。
ちゃんとデータベースが更新されていることがわかり、好印象です。

メールガーディアン機能でメールボックス内と、指定したアドレスのメールを監視可能。
手元のアドレスだと、Gmailがメールボックスに追加可能でした。
Yahoo.co.jpとiCloud.comは現時点では未対応でしたが、このMacのスキャン側でMailアプリケーションの全受信分をチェックしてくれている模様。

実際に1件、悪意のあるメールからブロックしてくれました。

Avastには無料版があるので、事前に多くの機能がチェックでき、導入の敷居が低いのがメリットです。

更に、プレミアムセキュリティの試用版に進む場合、利用には別途カード情報の登録が必要ですが、実際に課金更新される前には通知が来るようです。

何度かうまくアクセスできないパターンがありましたが、なんとかプレミアムセキュリティのアクティベートにも成功。


あとは、ライセンスの上限が10台という点に不足があるかどうかですね。

特筆すべき点としては、macOS High Sierra以降をサポートしているという点もあります。
ほとんどのセキュリティソフトは、Big Sur以降の最新バージョンへの対応に絞ってきている中で、何か理由があって古いOSを使わざるを得ない人にとっては、非常にありがたいものだと思います。

McAfee Live Safe

マカフィーリブセーフのメリットはなんといっても、台数無制限という点にあるでしょう。
複数のPCや携帯端末を使い分けて利用している人にとっては、ライセンス数を気にせずに使えるのは何よりのメリットです。

Macの初回インストールの仕組みには若干のクセがあります。
各アクセス権の認証追加がありますので、パソコンに詳しくない人には若干のハードルとなります。

UIの見た目がちょっとWindowsライクな雰囲気ですが我慢…

新規のWi-Fiネットワークに接続時には、通知が出ます。

特に気に入ったのは、ウェブアドバイザーという機能によって、安全性が確認されたサイトには、Safariで検索した際に青のチェックマークが表示されます。
怪しいサイトは、?になったり赤バツになります。
とてもわかりやすくてグッド。

様々な紹介サイトでクーポンが配布されているリブセーフですが、Amazonの代理店で購入すると5千円台で買うことができるようです。コスパ最強…

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McAfeeの残念な点としては、迷惑メールチェックの機能が存在しないことです。
公式サポートにも確認しましたが、2025年3月時点でMcAfeeの全ての製品に搭載されていないとのことですので、他の代替方法を検討する必要があります。

ZERO Super Security

閑話休題。ここで惜しくも選外となったソフトをご紹介。

当初、Sourcenextにて販売中の、ZERO Super Securityも導入の検討対象としていました。

このソフトは買い切りでライセンスの再購入が不要という点が魅力的ですが、Macintosh版の機能一覧を確認したところ、Windows版に比べてかなり機能が削られています。

Bitdefender社製のセキュリティは評価が高いそうですので、Windowsユーザーは検討対象としても良さそうです。

ライセンスは基本的に1台1カウントされますので、導入の際には利用条件を確認することをおすすめします。

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Sourcenext

MacPaw CleanMyMac [App Store版]

厳密に言うと、セキュリティソフトではなく、Mac向けの総合ユーティリティソフト。
セキュリティ保護の機能で、Mac内の異常なプログラムがないかを判定できるため、参考として紹介します。

デザインはMacに最適化されているからか、非常に綺麗。
古いMacで動かすと、若干カクつく場合もあるほど。

Macユーザーなのに、まともに使ったことがなかった本ソフトですが、メニューバーに追加されるアクティビティモニターが非常に便利。
バッテリーの状態も詳細に確認できます。

7日間の試用期間ですが、購入直後にキャンセル可能です。
私の場合は、なぜかシステム環境設定からサブスクリプションが表示されなかったので、Apple Accountへブラウザでアクセスしてからキャンセルしました。
キャンセル後も7日間はフル機能を利用できています。

Mac向けのユーティリティソフトなので、セキュリティ機能は物足りません。
他のソフトウェアとの併用が必要になりそうです。

ここでなぜ、App Store版と紹介したかと言うと、App Storeで購入したバージョンのCleanMyMacは、台数に制限が無さそうだということです。

実際にサポートに確認したところ、秒で返信をいただけました。
3回ほど問い合わせしましたが、MacPawのサポートの応答の早さには本当に感心しました。

CleanMyMacを紹介している各種サイトには、このApp Store版に触れているものは見つかりませんでした。
公式サイトで購入できる完全版よりは多少の機能が省略されているようですが、同じApple IDで台数を気にせずに利用できるという点は、非常に大きなメリットだと思います。

いずれのソフトウェアも特徴的な機能があり悩ましいところがありますが、しばらくこれらのソフトウェアを併用してみようと思います。

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