さあ、鉄は熱いうちに打てということで、次は広角レンズの比較に参ります。
またもや、古めの広角ズームレンズ達が集まりました。
まずは、基本スペック比較表をご覧下さい。
1,AF Zoom-Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5D IF-ED
現行のAF-Sモデルの前身となった広角レンズです。
フルタイムフォーカスはできず、AF-MF切り替えはボディ側で行います。
ズームリングもMFリングもスカスカ過ぎて、やる気が失せるという特徴がありますw
今回の4本では一番断トツに軽量です。
2,Sigma 20-40mm F2.8 EX DG Aspherical
広角から標準域までF2.8という驚異のレンズですが、人気がなかったのか、1世代で終了した模様。
玉数も少ないような気がします。
IFですが、広角側へズームで伸びます。
AF-MFはフォーカスクラッチの上下にて全位置で切り替え可能。
3,Sigma 15-30mm F3.5-4.5 EX DG Aspherical DF
これもなかなか見かけない広角レンズです。
フィルターが付かない出目金レンズで、現行の12-24mmの元になってるような気がします。
IFかつ、広角側へズームで前群が出てきますが、フード内で収まるので、全長変化はありません。
AF-MFはフォーカスクラッチの上下にて全位置で切り替え可能。
4,Tokina AF 235 II (AF 20-35mm f/3.5-4.5)
よく見かけるおなじみTokinaの広角レンズ2世代目です。
フードありません。
価格.comの資料は初代の資料しか見つかりませんでした。
違いは、フォーカス時にフィルター枠が動くか否かです。
以下オフィシャルサイトに各世代の変遷が詳しく掲載されています。
Tokina AF 235 (20-35mm F3.5-4.5) | コラム | 写真投稿サイト – PicTavern
検証環境
上記番号付けに沿って、以下より1レンズ・2レンズ・3レンズ・4レンズと略称表記します。
Take1~2は20mm F4、Take3~4は30mm F4.5にて撮影。
手持ち撮影。AFマルチでカメラにお任せ。
ISO AUTOで撮ってしまったため、撮影後にApple Apertureで露出を補正。
その他、WBなどはオート。
今回は前回の望遠と違い、描写違いが顕著に出たので、わかりやすいと思います。
1レンズだけ、後で撮り直したため、雲の形が違います。
Take1
1カット目から各自全く違う描写を見せます。
1レンズは中庸であっさり目の描写。
2レンズは少しコントラストがあり。
3レンズはちょうど日が射したタイミングもあり、コントラストがしっかり出てます。
4レンズは…………隅が流れてますし、コーティングの寿命が過ぎているようです。フードありませんし。
Take2
ワイ端側20mmでの近接撮影。
先ほどと同じ傾向です。3レンズは特にしっかり発色してますね。
周辺部を見ると、点光源でおにぎり型のボケが見られます。
唯一2レンズだけが、円形に近い多角形のボケです。
これは大きな差かも知れません。
Take3
テレ端側30mmでのカット。
F4.5まで絞っているので、どのレンズもそこそこの解像感があり、隅の流れもありません。
3レンズは、またまた日が射している瞬間だったからか、空の青さをきちんと発色していて好感を持てます。
Take4
画面上部のボケをよく見ると、2レンズが最も綺麗にボケているように感じます。さすが9枚羽根です。
1レンズは色温度が若干青側にずれてます。
まとめ
前回の望遠ズームに比べ、レンズの違いが如実に出たのが、興味深い結果となりました。
撮影のタイミングで、日射により条件が変わってしまったのに気づかなかったのはミスでしたが、次回に活かしたいと思います。
Flickrはこちらからどうぞ。
Compare Nikon Wide Zoom | Flickr – Photo Sharing!
コメントを残す