2018年07月16日。ロシアワールドカップはフランスの優勝で幕を閉じた。
両手にカップを抱えて喜ぶフランス代表を見て、思い起こすのは日本代表のこと。
あの魅力的なパスサッカーを、もう一試合で良いから見てみたかった。
今になって思い起こすのは、やはりグループリーグ第3戦のポーランド戦のことだ。
あの試合でもし勝ち切ることが出来たら、日本はH組1位通過として死のグループとは反対側の、比較的戦いやすいグループに入ることが出来た。
初戦からイングランドが相手ではあるが、ベルギー・ブラジル・フランスという強豪ひしめくグループよりもはるかに戦いやすい展開になっただろう。
ポーランド戦に焦点を戻すと、今回の日本代表の弱点となる「選手層の薄さ」がクローズアップされる。決勝トーナメントをにらんだ選手編成でスタメン6名を入れ替えて臨んだポーランド戦は、特に攻撃陣が機能しなかった。
これには西野監督もさぞかし頭を悩ませたことだろう。ワールドカップの短期決戦では23人全員で戦い抜く総合力が必要不可欠である。
今回上位に残ったチームはいずれも選手層が厚く、3位決定戦でのイングランドのように交代選手が新しいリズムをチームにもたらすことがたびたびあった。
もちろん日本代表にも本田・岡崎というスーパーサブが居たが、攻撃陣の選択肢としてはあまりに少なく、これが西野ジャパンの大きな悩みの種であったことは想像に難くない。
もし、控え選手達も加えた総合力で、ポーランドに勝ち切ることが出来ていたら、と考えるとなおさら今回のベスト16敗退が惜しまれる。
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